Learning the river
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まるで日本庭園のような美しい小さい川


隣県のとあるエリア
標高は、あっても山頂が500mほどの山に小さな川がいくつか流れている

それらの名もない川(いや本当は名前はあるが)に意外にもいい魚がいる、という話なので
自分だけのシークレットリバーを探しに半日×2回にわたって釣行した

一度目はエリアを北から南下
川を探しているうちに時間だけが経ち、
最後に何とか糸を垂れたダム湖下のエリアは水が死んでいた

2回目、1回目に試したエリアからさらに南を探る
カーナビを頼りに川を探すのだが、あれはあまりあてにならない
画面上では、よほど大きな川を除いては、どれも単なる「線」でしかない
車を降りて見てみると川幅30cmのコンクリートのU字溝だったりする
実際に目で見て確かめるしかない

ナビ上で川がなくなっている
降りて確かめると、水は小さなトンネルや土管のようなところから流れ出し、
流れ出してすぐは、田んぼに水を引くための幅1mほどの用水路になっているところが多い
これが、源流?
川の経験の少ない僕は目を疑った
今までは、いわゆる本当に大きな山の麓での釣りしか経験がないからだ
車を走らせながら看板をよく見ると、この辺一帯は有数の湧水エリアだった
何度も移動を繰り返し、水色を見ながら川を探す
そして、やっとこさ自分の好みに近い渓相のこの川に辿りつく
意外にも、そこは思っていた以上に下流にあった




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小さなヤマメと小さなウグイ


川に入ると小魚がブワァー!と逃げていく
魚影が濃い
そのほとんどはウグイのようだった
ほどなくして上のヤマメがかかる
きれいな、日本庭園を思わせる渓相
水量、流れともにちょうどよいエリアを釣り上がっていくと
ほんの数十メートルで反応がなくなり
ほんの数百メートルで濁った泥水のどん詰まりに行き着いた
「ここが最上流域?」
とても信じられない光景だった
一気にブラックバス用のワームでもピッチングしたくなるような気持ちになる

エントリ場所をこえて道を下り、300mほど下からエントリ場所まで釣り上がる
下は流れが緩い
はじめは反応はないが、エントリ場所に近づくにつれて魚の反応が出てくる
エントリ場所に釣り上がるまでに
数匹のウグイときれいなイワナを1匹釣った
要するに魚の反応のあったエリアはわずか200mの間
流れが適した場所に限られていた





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こんなこと、渓流釣り師なら誰もが知っていることなのかもしれないが
僕には新鮮な新事実として刻みこまれた
単に上に行けばいいと思うところがあった
上流域できれいな雪解け水が満々と水を湛えていることがいいと思っていた
でも違った
魚は自分の住める範囲内で
何とか、それでもいきいきと生き延びている


いや、川は実に奥が深い
by mahasatou | 2008-07-04 00:05 | Sunday-angler | Trackback | Comments(4)
Commented by かんの at 2008-07-08 21:31 x
癒されるいい写真。。。
Commented by mahasatou at 2008-07-09 00:33
ありがとうございます

今度一緒にいかが?
Commented by かんの at 2008-07-11 00:35 x
常々行きたいとは思っています。(^^;
機会があえばよろしくです!
Commented by mahasatou at 2008-07-11 22:11
行くたびに新しい発見があって楽しいんです
渓流の釣りは常に探していく釣りなんで
僕の性にあっているようです
スピニングに小型ミノー
+ウェーダーがあればいつでも行けますよ
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